モンテッソーリ女史は
「こどもは見て学ぶ」とたくさんの著書のなかで
なんども記しています
なので、モンテッソーリ教具は
「見て」やり方がわかり
「見て」活動の目的がわかり
「見て」間違った部分に自分で気づける
【誤りの自己修正】がしやすい工夫がなされています
私も「子どもは見て学ぶ」ので、
「見て学べる」工夫を日常生活の中でもしていくべきだと思っていますが
4歳児以降
年少児以降は「聴いて」学べる環境作りも重要です
「聞く」ではなく「聴く」
耳に入る「音」としての情報の中から
「今、注目すべきキーワード」や
「この話の要点」など
必要となる情報をピックアップして「聞き取る」チカラを育てていくのが
年少児以降の大切なかかわり方となります
ただまんぜんと「聞き流す」だけでなく
必要な情報を
必要な時に
必要に応じて抜きだして
必要に応じて使う
年少児以降
意識的に「聴ける」ようになっているために
0.1.2.3歳.での「見るチカラ」に重点をおいたかかわり方が
とても重要になってきます
見るチカラ → きくチカラ の順番で学びのチカラは育っていく
「言葉が遅い」と2歳以降ご相談に来られる方の100%が
0.1.2.歳の「見るチカラ」を育てる時期に「見るチカラ」が育つためにの関わり方をしていません
・・・
なぜか?
育ちの順番を「知らない」から。
とにかくたくさんの量や数をインプットしているにもかかわらず
「言葉がでてこない」のは、
インプットされた言葉がただ「流れて行ってしまって」
子どもの中に吸収されて理解にまで結びつきづらいから。
こんなお子さんたちも、まず0.1.2歳の育ちに戻って
「見るチカラ」から丁寧に育てるかかわり方をしていくと
あっという間に言葉を自在に操るようになってきます
たくさんの情報があふれる今、
子どもの育ちの順番だけは
国が変わっても
時代が変わっても
変わらない原則、があります
その原則、に乗っ取って
子どもと接していたら
言語の爆発期である1歳半以降、
2歳3歳になって、言葉が遅いと悩む必要はありません
0.1.2.3歳は「見させて」教える 4.5.6歳は「聴かせて」教える