リトルモンテの教室は普通のお家の隣り合う二部屋を使っていて、
子どもたちは自由にどちらのお部屋も行き来しながらお仕事しています。
今年度の木曜は比較的年齢が上の子が多く、おしゃべりもたくさん聞こえるのですが、
昨日はどこからか、か細いけれど可愛い

歌声が聞こえてきました。
先生たちが目くばせで
○○ちゃんが歌ってます
と知らせてくれたので
そお~っと声の主を見ると、

いぬのおまわりさん!を歌っておだやかな表情でお仕事する姿がありました。
あたらしい環境に不安が強かったおこさんが、こうやってお友達や先生と過ごす中で、リラックスした様子を見せてくれるようになったことは何にも勝る収穫だと感じています。
ココロのバケツが満たされるタイミングは人それぞれ
こどももそれぞれ
わたしたち大人はやるべきこと・出来ることを心を尽くして行動しながら、
その時を待つしかありません。
その『行動しながら待つ』その先に、こんなにも素敵でかわいいお子さんの姿が見られるなら、
今もし大変だとしても
全く心配しなくて大丈夫だなと改めて思わされます


4月から幼稚園に通うお子さんたちは『今あるもの』だけではなくて、
自分のやりたい事に必要なものが今なければ、
どうしようと考えたり、
そうだ、つくちゃえ!と
あそこに紙があった
あの棚にハサミがあったはず
と、
必要な用具を集めてきて『足りないもの』を自分で作ってお仕事を展開していました

ない物を「せんせい、無いよ~」と嘆くのではなく、
ない物を自分で創意工夫して生み出すチカラが育っています。
とても楽しそうにイキイキと躊躇なく(笑)切ったり貼ったり書いたり並べたり・・・
思わず
「本当にじゆうだなぁ~」と感心しながら先生たちとその様子を見ていました。

どうしてそうなったのか忘れてしまいましたが、なぜか
「色のペアリングをやってみようよ」という事になり、
教室の中の「持ち運べるもの」のペアリングを行いました。
あるお子さんのお仕事の流れから自然発生したゲームでしたが、
次々とお友達が参入しては、いなくなり(ここでも自由人)、
一人加わっては抜け、また加わって・・・
「きいろ、ここにあったよー」
「これもおんなじだよ」
次々に探しては並べ、みんな教室の環境をよく把握しているなあ~と感心させられました。
最後の最後まで大好きな「むらさきいろ」探しをするお子さんも
みんな飽きて離脱する中、
「まだあるかもしれないよ」
「探してみよう」
とかわいい独り言をつぶやきながら、
こんなに集中力があるんだ!とビックリするほどくまなく教室中を探しまくりました
自分で自分をご機嫌にするチカラを持っているこどもたち

すごいなあ~
自分を幸せにするために必要な力をもう手に入れているんだね!とおもうと、
やっぱり子どもたちって私たち大人の【師匠】なんだと感じてしまいます