子どもの準備はもう出来ている
あとは〈大人の本気度〉が試される
そんなターニングポイントとなる【時】が子育てには何度かあります。
うまく子どものターニングポイントを掴んで、その波に乗れればいいのですが、
その【時・タイミング】を見つけ出せても、
その【子どものタイミング】に大人が合わせてあげるのが難しい…

モンテッソーリ教育では、
胎児の頃からスタートする【運動の敏感期】をはじめ、
子どもには自分自身をより良く成長させるための様々な【敏感期】があると言われます。
その敏感期に適した活動やお仕事をやることを通じて、子どもの生命から湧き上がる強い欲求は満たされ満足し、内面の成長も促されていきます。
敏感期は、モンテッソーリが紹介しているお仕事や教具へつながるだけではなく、
子どもが日々成長するその中に様々な形で現れ出てくるものです。
例えば
食事に関することトイレに関すること身支度に関すること
これも敏感期として表れてきます。
ここをうまくキャッチして、波に乗せてあげられると育児は楽しい、成功体験となります。
子どもがやりたい!と思っている時子どもの身体の準備が整った時
そういう時こそ、敏感期であり、まさにその時です。
やったね〜出来たね〜えらいね〜
そう、心からお子さんと一緒に「出来た!」という成功体験を味わってほしい
…そんな想いから、
〇〇出来てますよ〇〇大丈夫ですよ〇〇もうやっちゃっていいですよー
そんないらぬお節介を焼いています…
まぁ
やるかやらないかはお母さん次第
残念ながら私の子じゃない
ので、そこはもちろんお母さんの考えとタイミングを尊重します!
どうしてなのかなぜなのか…
理由はわからないけど、子どもとしっくりこない
イライラが止まらない
うまく生活が回っていかない…
そんな時もあると思います。
そんな時こそ、じつはターニングポイントで、成長の節目なのかもしれません。
大人の本気をいつも子どもは見ています。
軸のあるブレないお母さんのお子さんは、お母さんの本気ポイントが分かりやすいので、行動の良し悪しを理解しやすいのですが、
軸が時と場合、気分によってブレブレになるお母さんのお子さんは、どこに本気ポイントがあるのか分かりにくいので、いつもお母さんの顔色を伺い、不安が根底にあるため行動も情緒も不安定になりやすい…
そんな側面があります。
大人はいつも本気を試されています。
私もいつも教室で、子どもたちに本気を試される時があります。
このポイントでいいかなぁ?
といつも悩みますし、これが正解か不正解か、それも何が正しいのか誰にも分かりませんが、
軸だけはブレずにいたいと思っています。
そうでないと、お子さんはどこを基準に、何を基準に自分の行動を判断したら良いか不安になるからです。
今、本気を試されてるお母さん方
大好きなお母さんだからこそ、お母さんの本気は試されています。
お母さんもやると決めたらやるぞー!
人を育てるお母さん業は、もしかしたらどの職種よりも難しい課題を乗り越えていかなきゃいけない仕事なのかもしれません。
お子さんのタイミングでうまく波に乗れますように!